みさき公園1 議事録 抜粋

令和元年第3回(9月)岬町議会定例会第3日会議録  抜粋

○令和元年9月25日(水)午前10時20分開議

○奥野 学議長 。
続いて、議案第54号「子ども子育て支援法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」討論を行います。
○奥野 学議長 ほかに賛成討論の方。谷﨑議員。
○谷﨑整史議員 厚生委員会でもお尋ねしましたのですが、幼保それぞれの認定年齢帯で0歳から2歳の、いわゆる360万円未満の第1子該当人員が7月1日断面で21名で、年間想定額が838万6,800円かかると、大体1人当たり40万円かかるということで、第1子に対する補償が、現在、町では出来ていないという状況でありまして、第1子と認定される方に対する補償がされていないということでございまして、町の方でいろいろさまざま取り組んでいただいているのですが、文科省と厚労省の認定基準が違いとか、そういう国の認定の齟齬があるものについて、現場である自治体で、できるだけの補償をして世帯支援の観点から、子ども子育て支援ということよりも、むしろ子どもの直接の子ども支援という観点でお取り組みいただきたいとお願いして、要望して、賛成いたします。
○奥野 学議長 ほかに賛成討論の方、いらっしゃいませんか。
(「なし」の声あり)
○奥野 学議長  これで討論を終わります。
これより、議案第54号を起立により採決します。
本件について、委員長の報告は、原案可決であります。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
○奥野 学議長 満場一致であります。よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。

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○奥野 学議長 日程第5、議員提出議案第2号「みさき公園の公園事業の存続を求める決議について」を議題とします。
本件について、提案理由の説明を求めます。道工晴久君。
○道工晴久議員 ただいま議長の許可を得ましたので、議員提出議案第2号、みさき公園の公園事業の存続を求める決議について、岬町議会会議規則第14条第1項及び第2項の規定により、別紙のとおり提出いたします。
提出者は、私、岬町議会議員、道工晴久でございます。
賛同者は、次のとおりでございます。敬称を略させていただきます。
岬町議会議員 坂原正勝
同  中原 晶
同  小川日出夫
同  松尾 匡
同  反保多喜男
以上でございます。
提案理由は、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。
みさき公園の公園事業の存続を求める決議(案)

○奥野 学議長 谷﨑議員。
○谷﨑整史議員 懇談会の場でも申し上げましたが、本会議における町長の回答にもありましたが、昭和36年の田中町長時代の第三者への譲渡、貸与、ないしは公園以外の目的に使用しないという条項を平成19年石田町長時代には削除されていると。
ただ、町民の財産に対する「権原の移譲」ということについては議会議決を経ていないので無効であるということで、昭和36年の条項が有効であるという判断のもとに動いておられると聞いております。
翻って、土地の問題についてもう一つ申し上げますと、貝塚市は千石荘病院跡地を大阪市から37ヘクタール、約11万坪を3億8,000万円で購入いたしました。が、その後、千石荘病院跡地を化粧品会社などに23億5,000万円、跡地約3ヘクタールを清風南海、私立の専門職能大学の用地として現在覚書を交換しております。
つまり、3億8,000万円を市は投資して20億円以上を財産獲得したという形になっております。
決して、これ公園ではございませんが、今後、岬町の公園の土地を手に入れて岬町が主導権を持ってどのようにしていくか、取り組んでいくかという必要上、確実に土地を持つ、あるいは管理主導権を手に入れていくということが大事であって、この決議案ではそういう点が全く反映されていないというところが問題であります。
したがって、同意したいのではありますが、土地を取り入れてこそ、公園の存続、あるいは行楽、集客の検討を進めるとともに、併せて府下の他市町村に比べて都市計画法に基づく公園が岬町に大きく偏在しているという問題についても、解決する手立てが主導権を持ってできるものであると思います。
○奥野 学議長 答弁できますか。
○道工晴久議員 本来、私が答弁する中身でないと思いますけども、町長が何回も申されておりますように、用地は岬町に返してもらうのだと、そういう約束ができてるということですから、おのずから町有地に返ってくる。
その上に立って、議会も行政もしっかりと公園事業が存続できるように考えていく、これは全てだというように考えております。
○奥野 学議長 谷﨑さん、よろしいですか。3回目です、質問ありますか。
○谷﨑整史議員 議員懇談会におきまして、それ以降におきましても議員全員が署名できるような形態の請願、要望をまとめるように申し述べてきたところでございまして、このような偏った内容での決議文には賛同しかねますと考えます。
○奥野 学議長 それ、質問じゃないですね。
○谷﨑整史議員 どういう経緯でまた同じ文書を出してこられたのか疑問に思いますが、いかがでしょうか。
○奥野 学議長 道工晴久君。
○道工晴久議員 先ほども申し上げましたけども、請願とか要望書とかいうものでもない。
やはり、この大きな課題を議会としてしっかりと受けとめて町行政にその議会決議をもってお願いすると、こういうことの重要さというものをしっかりと我々認識する、そのためでございます。

○奥野 学議長 続いて、反対の方はおられますか。谷﨑議員。
○谷﨑整史議員 先ほど質疑でも少し申し述べましたが、まず「権原の移譲」を行っていないという町の立場で交渉を進めておる中において、第一にその状況の中で。第二に交渉の業者、言われるところによりますと日本駐車場開発株式会社傘下の日本テーマパーク開発株式会社傘下の藤和那須リゾート株式会社と伺っておりますが、この会社が突然土地の取得をしたいと申し出したと聞いております。
町の立場を明確にし、また支持することなく、いたずらに町の対応を責める内容の決議案に対しては反対せざるを得ません。
あらゆる手段を通じというのは、議会が、あるいは議員個人が進出企業に対して、その尻馬に乗ってしまうという印象を与えてしまうものかも知れません。
もう少し内容を精査する必要があり、土地の取得を町がまず第一に取得すると、その上で十分内容を検討していくという姿勢が大事であるかと思います。
したがって、本案については反対いたします。

○奥野 学議長 ほかに討論の方、おられますか。
(「なし」の声あり)
○奥野 学議長  ないですね。これで討論を終わります。
これより、議員提出議案第2号「みさき公園の公園事業の存続を求める決議について」を起立により採決します。
本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
(起立多数)
○奥野 学議長 起立多数であります。
よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。
以上をもって今期定例会の会議に付された事件は全て終了しました。
以上で本日の会議を閉じます。
これをもって令和元年第3回岬町議会定例会を閉会します。
慎重審議ありがとうございました。